プロダクト

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徘徊見守りシステム
『Ubic Care』

PRODUCT

徘徊見守りシステム
『Ubic Care』

医療・介護現場の徘徊見守りシステム

○○○システム

Ubic Careとは

医療・介護現場の安全を守る、
高精度見守りシステム

Ubic Careは、RFID技術を活用した医療・介護現場の徘徊見守りシステムです。産科病院における新生児の連れ去り防止、介護施設における高齢者の徘徊防止など、医療・介護現場の安全管理を支援します。

Ubic Careシステム概要

3つの特徴

💡
高精度な検知
誤検知はほとんどなし
🛡️
安全な設計
医療機器や人体に影響を与えない
🔍
目立たない設置
さりげない管理を実現する
検知の仕組み

医療・介護現場が抱える課題と、Ubic Careによる解決

現場の課題 従来の対応 従来の問題点 Ubic Careによる解決
新生児の連れ去りリスク 産科病院では、新生児の連れ去り事件への対策が求められています スタッフによる目視確認、出入口の施錠管理 ・人的リソースの負担大
・24時間体制の維持が困難
・確認漏れのリスク
・病院の外に出ると即座に警報
・誰が連れ去られたかを画面で把握
・スタッフの負担を軽減
高齢者の徘徊による事故 介護施設では、認知症の方の徘徊による事故防止が課題です スタッフによる巡回、センサーマットの設置 ・夜間の人員不足
・センサーの誤検知が多い
・対応が後手に回る
・リアルタイムで位置を把握
・出入口通過時に即座に通知
・誤検知がほとんどないICタグを使用
医療機器への電波干渉 医療現場では、電波が医療機器に影響を与えないことが必須です 電波を使わない物理的な対策(施錠、人的監視) ・柔軟な運用が困難
・利用者の行動を過度に制限
・スタッフの負担増加
・医療機器・人体に影響のない機器を使用
・安全性を確保しながら自動化を実現

Ubic Careが選ばれる3つの理由

01

医療現場で安心して使える安全性

Ubic Careは、医療機器への影響が少ない「300MHz帯」という周波数を使用しており、医療現場でも安全にご使用いただけます。

技術的な背景:
300MHz帯は、医療機器が主に使用する周波数帯(2.4GHz帯など)とは異なるため、干渉のリスクが低く抑えられています。
02

利用者に不安を与えない目立たない設置

従来のゲート型システムは、大がかりな設備が必要で、利用者に「監視されている」という印象を与えがちでした。Ubic Careは、天井裏に設置できる小型の機器を使用するため、目立たず、利用者に不安を与えません。

技術的な背景:
トリガーコイル(検知装置)は、ドア枠に埋め込める薄型設計で、外観を損ねることなく設置できます。
03

レース計測レベルの高精度検知

Ubic Careは、マラソンやトライアスロンなどのレース計測にも使われる「セミアクティブ方式」という技術を採用しています。これはトリガー磁界に侵入した時だけ自動的に電源がONになり、情報を送信する方式で、通過したタイミングを正確に検知できます。

技術的な背景:
トリガー磁界(検知ポイント)を通過した瞬間のみICタグが反応する仕組みにより、即座に正確に把握できます。

安全性の保証

Ubic Careは、医療・介護現場で安心してご使用いただけるよう、厳格な安全基準をクリアしています。

医療機器への影響

使用周波数: 300MHz帯(医療機器への影響が少ない周波数)

出力: 微弱電波(携帯電話の1/1000以下)

※ 医療機器が主に使用する2.4GHz帯とは異なる周波数帯を使用しているため、干渉のリスクが低く抑えられています。

人体への影響

装着対象: 新生児、高齢者、妊婦など、すべての方に安全

※ ICタグは、トリガー磁界(検知ポイント)を通過する瞬間のみ電波を発信するため、常時電波を発信するスマートフォンなどと比べて、人体への影響は極めて限定的です。

制約事項

  • 金属製の壁や扉がある環境や、高圧電線等のノイズが強く出る場所の付近では、
    磁界の出力が変わる場合があるため、環境に応じて適切な機器を選定させていただきます。

システム概要

Ubic Careは、5つの構成要素で高精度な見守りを実現します。

構成要素 役割 仕様
ICタグ(POWERTAG) 利用者に装着し、位置を検知するためのICタグ Tag21:約31.5mm×56.5mm、重量: 約17.7g、電池寿命: 約3年
Tag27:約27.6mm×27.6mm、重量: 約6g、電池寿命: 約1年(※使い捨て)
トリガーコイル 検知ポイント(出入口など)に設置し、ICタグの通過を検知 設置場所: ドア枠、壁、床など、検知範囲: 最大約4m
受信機 ICタグからの信号を受信し、管理サーバーに送信 通信方式: 有線LAN、設置場所: 天井、壁など
管理サーバー 検知データを保存し、警告判定を行う OS: Windows Server、データ保存期間: 最大5年
管理PC リアルタイムで位置を確認し、警告を受信 OS: Windows 10/11、ブラウザ: Chrome, Edge推奨

Ubic Careの代表的な機能

高精度な通過検知

誤検知がほとんどなく、ICタグの位置を正確に検知します。トリガーエリアへの進入をリアルタイムに把握し、異常を検知すると瞬時に警告灯を作動。

ナースステーションのモニターに「誰が・いつ・どこで」発生したかが即座に表示されます。

リアルタイム監視・履歴管理

システム上で常時状態を監視し、万が一の事象が発生した場合は即時通知します。

また、全ての検知履歴をサーバー上に自動保存。過去の履歴を確認することで、状況の振り返りや施設内セキュリティの改善にも役立ちます。

多様な警告方法

異常検知時には、管理PC画面への表示、警告音、警告灯の点灯、メール通知など、複数の方法で警告を発します。

現場の運用に合わせて、警告方法をカスタマイズできます。

柔軟なエリア設定

検知ポイント(トリガーコイル)は、出入口だけでなく、階段、エレベーター、危険エリアなど、任意の場所に設置できます。

また、利用者ごとに「通過を許可するエリア」「警告を発するエリア」を個別に設定できます。

導入効果

🔒

安全性の向上

新生児の連れ去りや高齢者の徘徊による事故を未然に防ぎ、利用者とご家族に安心を提供します。

💻

業務効率化

スタッフによる目視確認や巡回の負担を軽減し、本来の業務(ケアや治療)に集中できる環境を実現します。

🤝

施設の信頼性向上

最新の見守りシステムを導入していることが、施設選びの重要なポイントとなり、利用者獲得につながります。

導入事例

神奈川県の病院A様
産科病院

神奈川県の病院A様

  • ポイント: 3箇所
  • タグ: 30個
  • 用途: 赤ちゃん見守り
神奈川県の病院B様
産科病院

神奈川県の病院B様

  • ポイント: 8箇所
  • タグ: 50個
  • 用途: 赤ちゃん見守り
群馬県の病院C様
産科病院

群馬県の病院C様

  • ポイント: 3箇所
  • タグ: 50個
  • 用途: 赤ちゃん見守り

使用するICタグ

レースタイム自動計測において、国内シェアNo.1のPOWERTAG(株式会社マトリックスの登録商標)を使用しています。
複数同時受信、高速移動体認識に長けており、誤検知のリスクがほぼありません。

Tag21

Tag21(お守りタイプ)

外径 31.5mm(幅) × 56.5mm(高) × 11.7mm(厚)
重量 約17.7g
防水性 IP66(耐水形)
寿命 3年 ※電池交換可能(CR2032×1)

小型で軽量。ポケットに入れたり、ストラップで首から下げたりできます。
ヘルメットにも装着可能です。

Tag27

Tag27(リストバンドタイプ)

外径 27.6mm(幅) × 27.6mm(高) × 6.8mm(厚)
※ベルト通しを含めると厚み9.4mm
重量 約6g
防水性 IP67
寿命 1年 ※使い捨て

小型・軽量サイズで、装着に違和感がありません。病院で使用するネームバンドに対応しています。
防塵・防水対応(IP67)で、赤ちゃんに沐浴をさせるときでも、わざわざ取り外す必要はありません。

他方式との比較

Ubic Careが採用する「セミアクティブ方式」と、従来の「パッシブ方式」を客観的に比較します。

比較項目 パッシブ方式(従来) セミアクティブ方式(Ubic Care)
検知精度 △ 誤検知が多い(通過していないのに検知、通過したのに検知しないなど) ◎ 誤検知がほとんどない
検知範囲 △ 広範囲を検知するため、正確な位置が分かりにくい ◎ 柔軟に設定可能。最大約4m。
設置の目立ちにくさ △ 大がかりなゲートが必要 ◎ ドア枠に壁面に設置可能な小型設計
電池寿命 ◎ 約3~5年(電池交換の頻度が少ない) ◯ 約1〜3年(使用するタグにより異なる)
初期コスト ○ 比較的安価 △ やや高価(高精度な分、コストがかかる)
運用コスト △ 誤検知対応の人的コストが高い ○ 誤検知が少なく、運用コストを削減

選定のポイント

パッシブ方式は、初期コストを抑えたい場合や、電池交換の頻度を減らしたい場合に適しています。一方、セミアクティブ方式(Ubic Care)は、検知精度を重視し、誤検知による業務負担を削減したい場合に最適です。医療・介護現場では、安全性と業務効率化の両立が求められており、セミアクティブ方式が注目されています。

導入の流れ

STEP 1

お問い合わせ・ヒアリング

まずはお問い合わせフォームまたはお電話にてご連絡ください。現場の課題や導入目的をヒアリングし、最適なプランをご提案します。

所要時間: 約1週間
STEP 2

現地調査・お見積もり

施設を訪問し、設置場所の確認や電波環境の調査を行います。調査結果をもとに、詳細なお見積もりをご提示します。

所要時間: 約2週間
STEP 3

ご契約

お見積もり内容にご納得いただけましたら、ご契約手続きを行います。契約後、設置工事の日程を調整します。

所要時間: 約1週間
STEP 4

設置工事・初期設定

トリガーコイル、受信機、管理サーバーなどの設置工事を行います。工事完了後、システムの初期設定を行います。
(※工事に関してはお客様ご自身で手配か、弊社から工事業者をご紹介する形となります。)

所要時間: 約1~2週間
STEP 5

操作説明・試運転

スタッフ様向けに操作説明を実施します。その後、試運転期間を設け、実際の運用で問題がないか確認します。

所要時間: 約1週間
STEP 6

本稼働・アフターサポート

本稼働開始後も、トラブル対応などのアフターサポートを提供します。

継続的にサポート
導入完了までの目安: お問い合わせから本稼働まで、約2~3ヶ月

サポート体制

導入後も安心してご利用いただけるよう、充実したサポート体制を整えています。

🤝

導入サポート

現地調査から操作説明まで、
専任担当者がサポートします。

📞

トラブル対応

平日9:00~18:00のサポート窓口で、
トラブルや操作に関するご質問に対応します。
(※保守契約により、サポート内容が異なります。)

⚙️

機能追加・カスタマイズ

運用開始後に新たなニーズが生じた場合、
機能追加やカスタマイズにも対応します。

技術仕様

型番 Tag21 / Tag27
サイズ Tag21: 30×40×8.5mm / Tag27: 30×40×5.5mm
重量 Tag21: 10g / Tag27: 8g
電池寿命 Tag21: 約3年 / Tag27: 約1年 (使用頻度により変動)
Tag21: 電池交換可能 / Tag27: 電池交換不可
使用周波数 300MHz帯
防水性能 Tag27: IPX7相当(水深1mで30分間の浸水に耐える)
Tag21: お問い合わせください
動作温度 Tag21: -10℃~+50℃ / Tag27: 0℃~+50℃
設置方法 天井裏などの目立たない場所へ設置(小型設計)
検知範囲 柔軟に調整可能(詳細はお問い合わせください)
設置場所 天井裏など
電源 PoE給電
通信方式 有線LAN接続
設置場所 天井、壁など
電源 AC100V
OS Windows Server
データ保存 長期間のデータ保存に対応(詳細はお問い合わせください)
OS Windows
ブラウザ 主要なWebブラウザに対応

よくあるご質問(FAQ)

A. お問い合わせから本稼働まで、約2~3ヶ月が目安です。施設の規模や設置環境によって異なりますので、詳細はお問い合わせください。

A. はい、既存の建物にも設置可能です。ドア枠や壁面に設置できるため、大がかりな工事は不要です。事前の現地調査が必要です。

A. 新生児の場合は、足首にリストバンド型で装着します。高齢者の場合は、リストバンド型またはお守り型(ポケットに入れる)をお選びいただけます。いずれも軽量で、装着時の違和感はほとんどありません。

A. 誤検知はほとんど発生しません。

A. Ubic Careは、医療機器への影響が少ない300MHz帯を使用しており、出力も携帯電話の1/1000以下です。

A. ICタグの種類により異なります。Tag21: 約3年(電池交換可能)、Tag27: 約1年(電池交換不可)
電池残量が少なくなると、管理画面に通知が表示されますので、計画的に交換できます。

A. はい、導入後にICタグを追加購入することが可能です。利用者数の増加に応じて、柔軟に対応できます。

A. オンプレミスのみで、クラウドは非対応となります

A. 平日9:00~18:00のサポート窓口で、トラブルや操作に関するご質問に対応します。緊急時には、現地での対応も行います。(保守契約オプション)

A. 保守契約は任意ですが、システムの安定稼働とサポート体制の充実のため、初年度はご契約されるお客様が多いです。詳細はお問い合わせください。

資料請求・お問い合わせ

Ubic Careの詳しい資料をご希望の方、導入をご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。

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